SDカードに記載されている「⑩」とか「V30」とかってどういう意味?SDカードのスペックについて調べてみました。
皆さんこんにちは!
管理人のでぃすこです!
さて、今回は私の疑問から出た記事にはなるのですが、
私は趣味で動画投稿をしていますが、その上で最もよく使う記憶媒体はSDカードです。
まあこれは動画に関わらず、カメラとかをされている方なら日常的に利用していることが多いですよね。
あとは上記のSDカード以外に、スマホやドラレコなどに刺すマイクロSDカードも普及しているので、何かしらの形でSDカードはみなさんの生活にかなり密接に関係しているのではないかと思うのですが、
さて、ある日ふと私は思ったのですが
SDカードってさまざまな記号というか、アイコンが付けられていますよね。
横にある150MB/sはなんとなく理解できます。これはデータの転送速度が150MB/sくらい出ますよってことですよね。
一方でその横には、「SDXC」だったり、「V30」だったり、「U3」「⑩」などさまざまな記号がついています。
ちなみに私は今まで、カメラに詳しい友人から、
「フルHDで動画撮るならとりあえずV30で買っておけばいいよ。」
と言われた情報のまま、今まで不便なくずっとV30だけを見てSDカードを買ってきたわけなのですが、
まあ改めて考えるとこれだけSDカードを利用してて意味も知らないのはやばい。
というわけで、今回はある程度調査した情報を、自分の知識の保存用として記事化しておきたいと思います。
ではさっそく始めていきましょう。
1:まず記号を分けるなら
さて、先ほども言ったこれらの記号なのですが、この記号を意味するところで分けていくと
こんな感じで別れます。
具体的には「SDXC」「V30」「I」「U3」「⑩」という感じですね。
ちなみにこれ以外の記号もありますが、一旦このSDカードはこの記号でしたのでこちらを抜粋しました。
ではここからはそれぞれが何を表しているかをまとめていきます。
2:SDXCの意味するところ
上記の画像にまとめましたが、
SDカードロゴの意味はそのカードの「最大対応容量」だと思っていただいて良いかと思います。
もうほぼ見ることはないですが、
・「SD」のみ記載の場合は上限が2GBまで。
・「SDHC」の場合は最大で32GBまで。
・「SDXC」の場合は最大で2TBまでとなっています。
HDDとかで考えるとフォーマット形式とかで最大容量が決まったりするので、
それに近い感覚でいいんじゃないかなと思います。
とはいえ現在売っているSDカードは多くが32GB以上だと思うので、
一般的にはSDXCが現在最も普及していると考えていいんじゃないかと思います。
ここはスペックというよりはどのくらいの容量までいけるかの基準なので、
選ぶときは容量を見ちゃえば特にこのロゴは気にしなくてもいいんじゃないかな?と思います。
3:速度を表す記号「U3」「V30」「⑩」の意味
次は速度の指標に関してです。
実は速度の指標は3つの記号で表されており、
「V30」「U3」「⑩」はそれぞれ別のクラスで同じ速度の指標を表しています。
というとちょっと混乱しそうな気がしますが、
右の図にある速度の対応表を見てもらうとわかりやすいと思います。
○の中に数字が書いてあるのはスピードクラスと言って、
丸の中の数字がそのまま最小転送速度のMB/sの単位に変換される規格のようで、
Uというか、カゴの中に1や3が入っている記号はUHSスピードクラスといい、
カゴの中の数字を10倍した数値が最小転送速度になるようです。
で、Vに関してはビデオスピードクラスといい、
Vの後の数字がそのまま最小転送速度のMB/sになるという感じです。
ここで思うのが、V30やU3が付いている時点で、もうすでに30MB/sが保証されているのになぜ⑩をつける必要があるのか。
ということなのですが、これはよくわからなかったんですよね。
もし知っている人がいたら教えて欲しいです。
4:ⅠやⅡ、Ⅲと言った記号の意味
次にSDカードについていた「I」の部分の意味ですが、これは
バスインターフェースという名前のようでして、UHS-Iとか、UHS-Ⅱとかみたいに表されるみたいです。
これは転送の理論値を示した数値であると同時に、対応規格も示していまして、
当然UHS-ⅠよりもUHS-Ⅱの方が早いのですが、
UHS-Ⅱになると独自の形状になり、それに対応した機器でのみ読み書きが可能。
簡単にいうと、これはUHS-Ⅱなど高速規格に対応した機種を持っている人が、
その機種に対応したSDカードを選ぶために見る記号。
対応機種はあまり見ないので、一般の人はUHS-Ⅰで十分なんじゃないかと思います。
現に一例としてNintendo Switchの公式サイトを見ると
UHS-Ⅰを推奨していますが、UHS-Ⅱには非対応なため、
UHS-Ⅰを選んでおけばOKということがわかりますね。
5:A1やA2という記号
最後に、これは主にマイクロSDカードに付いている記号になりますが、
「A1」や「A2」という表記がされているカードがあります。
これはスマートフォンをはじめとして、アプリケーション(ソフトやアプリ)などを格納しておくための最適化がされているかどうかを表す企画となっており、
スマホなどでSDカード内部にアプリを入れて使うことを想定しているのであれば、最低でもA1の表記があるカードがおすすめとのことでした。
アプリを実行するのに最適化されてるということはランダムアクセス性能に対しての保証がされているということになるので、PCに挿して使う場合もランダム性能を利用するシーンではこのA1やA2という記号のついているSDカードを利用することで快適になる可能性は大きそうですね。
まとめ
最後に、一通り見て感じた内容としては、スピードクラスとしては、
V系の部分を見るのが一番わかりやすいんじゃないかと思いました。
フルHDでの撮影であればV30を選んでおけば大丈夫で、それ以上の4Kや8Kなどで撮影するのであればV60やV90という感じかなと。
カメラで連写を行う際にも、短時間での連続書き込みが発生するので、
V60くらいのカードを持っていれば万能ではあると言えそうですが、その分高速なカードはお値段が高くなりがちなので、
V30を一つの指標として考え、実際に運用してみても良いかもしれないですね。